私の想い

【息子がピーマンを食べるまでの道のり】には夫との会議が必要だった話。

yuko

皆さん、好き嫌いはありますか?
子供に限らず大人になった今でも苦手な食べ物がある方結構いらっしゃるんじゃないかな。

私の嫌いな食べ物は牡蠣、うなぎです。
うなぎは臭いのが嫌なのですごく高級な食材ならいけそうな気がしています(笑)
(基本的に高いけどね。)

我が家の長男5歳が今苦手な食材は茄子。
あとは食わず嫌いで刺身、アボカドかな。
そして初めて食べる食材はだいたい警戒しています。

そんな息子実はピーマンがものすごーく苦手な食材でした。
そんな彼も食べられるようになってからは、好きな野菜の中にピーマンが入るぐらい克服しています。

4歳までピーマンが大嫌いでした。

 ピーマンって子供の苦手な野菜代表みたいな食材ですよね。
うちの子もやっぱり苦手で、ピーマンが出ると一口も食べたくない素振りを見せていました。

我が家は私が料理上手ではなく(;’∀’)
子供のためにハンバーグに野菜を分からないように入れてみたり、
苦手な野菜をミキサーにかけてスープにしたりという工夫は一切ありません(笑)

毎日の仕事から帰ってきて出来るだけ早く作れる料理しか作らないのでピーマン料理と言えば 
ピーマンと人参とツナの炒めとか、ピーマンの肉詰めとか、ザ・ピーマン的な感じで食事を出しています。

そしてザ・ピーマン的な食事を息子は毎回苦いと言って残していました。

実はこどもがピーマンを嫌がるのって当たり前なんですよね。
子供の味覚には発達段階があって『苦い』食べ物は『毒』だと察知します。

味には甘味・うま味・塩味・苦味・酸味の5つの基本味がありますが

『甘味』『旨味』『塩味』は本能的に備わっている比較的好きな味。
『苦味』は毒の存在を与える味。 『酸味』は腐敗の存在を与える味なので、
子供は『苦味』『酸味』をペッと出してしまいます。

ピーマンを食べるため、夫と食事の価値観のすり合わせ

 ピーマンを食べるためにというと大げさですが(笑)
我が家の食育は旦那との食事の価値観のすり合わせが必要でした。

食事方針ってなんとなーく家庭によって違うと思うのですが、違う家庭で育った者同士やはりそれぞれの家での食事ルールは全然違っていて、新しい我が家のルールを決める事が必要でした。

夫→ 行儀よく食べる。食事が終わるまで席から離れない。ご飯粒は一粒も残したらダメ。
   食事の事となると結構厳しめに注意する。(笑)
私→ 食事の時間の注意は最小限に。楽しく食べる。

夫は食事のマナーに厳しい方で、肘をテーブルに乗せて行儀が悪かったり、席を立って遊んだりするとすぐそれを注意します。もちろん大事なことなのですごく助かります。

だけど、注意し過ぎたり食事以外の事でガミガミ怒るのが日課になっていると食事時間が楽しくないんですよね〜💦
なので旦那と食事時間の在り方を二人で話して価値観のすり合わせ。

食事時間が楽しいものでない。怒られる時間の中で食事を食べると体の成長にも良くない事を伝え二人で我が家の食事方針について話し合いました(^^)

私は食事マナーについて甘いので(;’∀’)そこは旦那に今まで通りお願いし、決まったルールは

・『我が家の』食事のマナーを守る
(①食べ終わるまで席を立たない②行儀よく座る③ご飯粒は一粒も残さない(笑))
・食事は食べられる量を盛り付ける
・苦手な食材が出たら一口は食べてみる(でも一口も食べられなくても怒らない)
・食事中の注意は最小限にする

という、我が家流のスタイルが何となく決まり毎日食事を食べていました。

ピーマン克服。その日は突然やってきた。

 毎日の食卓でピーマンは定期的に出てくるのでそのたびに一口だけチャレンジしていた息子。
その後は「もうピーマン食べたくない」というのがお決まりの文句で

「そっかー。分かった。」とあとは夫か私が食べていました。

特にピーマン食べないとだめよ。とか、
注意したりはあまりせず食事中は会話を楽しんだり、
テレビを見て笑ったり(我が家は食事中のテレビオッケー派)して過ごす我が家。

ピーマン克服の日は突然やってきました!


お母さん見て!ピーマン好きになったよー!


といきなり言う息子の食器を見てみると、いつも通りのピーマンと人参とツナの炒め物(笑)
を息子が全部食べているじゃないですかー‼

びっくりです!
我が家は苦手な食材を食べてもらおうという工夫を一切していなかったので逆にどうして今食べられるようになったのか不思議でした。

やった事と言えば定期的にピーマンが出てきて一口だけ食べていた事。
食べなくてもそれを怒らなかった事ぐらいです(笑)

ピーマンが定期的に出てくる経験とその味をそのたびにちょっとずつ味わった経験が積み重なっていつの間にか 大丈夫。食べられる。 になってきたのだと思います(^^)

子供の味覚は経験で育てられる

 私は苦手な野菜を食べなくてもそんなに気にしません。(もちろん食べてほしいですが)
うんちがちゃんと出ている。体重を測ればそれなりに大きくなっている。
という事実を受け止めていつか食べる日がくればいいかな。てな結構ズボラな感じで考えています。

実をいう私も苦手な野菜だらけでいろいろ克服できたのは大学生になってからぐらいなので(笑)
いくつかの野菜が苦手でも別に代用品はたくさんあると思っています。

それよりも大切にしていることは食事を大好きな家族と楽しく食べる経験。

楽しく食べる食事の経験は大人になっても素敵な思い出として心に刻まれています。

好き嫌いがあると心配でどうしても食べてもらいたいというのが親心ですが、
嫌いなものを無理やり口に入れてしまう経験が多いと食事が楽しくない時間になってしまう可能性があります。

子供は本能的に苦手な味があるので何回も少しずつ経験することで味覚が育っていくんじゃないかな。
もしそれがすごく遅くても、ちゃんと体調良く過ごしている。ちゃんと成長している。
という事実があるか確認出来たら少し安心して見守ってもいいのかな。と思います。

親は見守るという根気がいりますね💦

でもおおらかな気持ちでこの経験がいつか実を結ぶのを願いながら(^^♪

食事中のルール。大切にしていることはありますか?

 我が家の食事中のルールはそんな感じで、息子の場合も今回の『我が家流ルール』に合っていたと思います。
もちろんいろんな子供の特性があるので正解がないのが親として一番難しくて悩む事があると思います。

家庭によっていろんな形があっていいんじゃないかな。
それぞれの家庭によって食事のルールがあると思います。

そして意外と大事なのは違う家庭で育った旦那さんとの価値観のすり合わせですよね〜。

夫の価値観のおかげで食事のマナーが良い我が子達。

私の価値観だけではきっとそれは達成できなかったと思います(笑)
長々と書いてしまいました💦

皆さんの食事の価値観ってありますか?いろんな価値観聞いてみたいです(^^)

ABOUT ME
yuuko
yuuko
管理栄養士
現在は沖縄県内の病院勤務中。 また、「子ども達の笑顔と健康を支える土台作り」を忙しいママでも取り入れられるオリジナル簡単レシピで個別にサポートしています。
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