【食べる事に罪悪感を持たないで】食事の大事な事は体の栄養だけじゃない
こんにちは‼今日は『食べる事』について。
食事への想いやこだわりなどは人それぞれ違います。
私が栄養士としてこれまでにリハビリ病院や学校給食、老人ホームでお仕事をさせてもらいながら食べている側は何を感じているのか。これまでに出会った方々からたくさん教えてもらいました。
そんな出会いや経験から食事には2つの要素があると感じます。
今日はそのことについて書いていきたいと思います。
食事は『今』と『未来』を創る。
食事を食べるということはどういう事でしょうか。
もちろん1日体を動かすために栄養素を取り込んで生きていくという生命活動です。
ただ、毎日食事を食べている方たちとお話をしているといつも思う事があります。
それは食事にはやはり『人生を楽しむ』という要素が含まれているという事です。
『今』という時間を楽しむための食事。
健康的な身体で『未来』の人生を楽しむための食事
食事には2つの大事な要素があると思います。
『今』という時間を楽しむ
食事は記憶に残りやすい要素があります。
小さいときどんな食卓で食事を食べていましたか?
誰とどんな風に食べて時を過ごしていましたか?
思い出に残るようなエピソードが誰しもあるのではないでしょうか。
平日はお父さんは遅くていなかったので、母と姉弟でいつも楽しく騒がしく夕食を食べていました。日曜日におにぎりをもってお父さんも含め家族皆でピクニックするのがとても嬉しかった記憶があります。
うちは朝ごはんは家族皆で食べていました。たまに行く外食はじゃんけんで勝った人が食べたいものを食べに行くというルールがあってそれがとても楽しい思い出ですね。
食事の思い出は人それぞれです。普段何気なく食べている食事でも子供の時に食べた食事は記憶として残りやすいです。大人になっても「記念日はこれを食べたい」とかお誕生日にはあのレストランに行きたいなど、思い出と食べたい食事がセットになったりしてそれが記憶に残ります。
子供にとっても大人にとっても
美味しく楽しく食べるということが栄養の吸収がよく、心を穏やかにしてくれます。
老人ホームで働く私はいつも利用者さんから食事のエピソードをたくさん聞かせてもらっています。その思い出には感動するような出来事や涙しながら思い出す記憶など。
食事には思い出となる要素がたくさんあります。
『未来』を創る食事
食事には『未来』を創っていくうえでも重要な役割があります。
それは健康的に生きるという事。
健康的に生きるとは、単に病気にならないという事ではなくて
人生で自分のやりたい事を叶えるための心と体の土台をつくる事です。
栄養を考えて食事を食べる事が大切ですね。
五大栄養素をバランスよく食べて体の健康も心の健康も育てましょう。
病気にならない事が一番良いのですが、万が一病気になってしまったり持病があったりしても
人生で自分のやりたい事は叶えられます。そのために心と体の土台を作るのは食事なのです。
自分に合った食事は人の価値観では決まらない
うちは無添加を揃えるの大変で難しい。おやつも手作りできないし💦
子供たちに添加物を食べさせるママは失格なの?
飽食の時代になり様々な食べ物で溢れかえっている現代。
食事はその中から自分で選択して食べるということが求められています。
健康ブームでもあるので「これを食べたらいけない」なんてSNSで見かける事もありますが
食べることに罪悪感を持たないでくださいね。
例えば毎日カップラーメンを食べて、冷凍食品を食べて野菜を食べない生活が続いているという極端な生活は身体を壊す要因になりますが、1日そういう日があったとしてしてもすぐに不健康にはなりませんよね。
●無添加食品が大好きで、おやつも手作りでそれを頑張ることが好きな方。
●無添加食品を揃えるのが難しくて添加物も食べるけど、バランスの良い食事は気をつけたい方。
自分が納得して、自分達家族に合った方法ならどちらも正解です。
私はSNSには出せないような食事を食べているからダメかもしれないと思わないでくださいね。
身体は1日で決まりません。
“人生で自分のやりたい事を叶えるため”に
2つの要素である『今』を楽しむための食事と『未来』のやりたい心と体の土台を作るため
食事のバランスをより良くとっていくことが大事になってきます。